詳しく解説!爪切りの方法
犬の爪切りは自宅で行うのは難しいのでチャレンジする際は万全の準備をして望んでください。
特に黒爪はどこまで切って良いか分からず、なかなかチャレンジ出来ない方も多いと思います。
このページでは爪切りの方法を紹介しますので是非参考にしてみてください。
※注意:出血してしまうことやワンちゃんが爪切りを極度に嫌がるようになってしまうことも考えられますので
トリマーさんに爪切りをお願いすることを推奨します。
豆柴の爪切りに必要な道具
豆柴の爪切りには以下のような道具を使用します。
・爪切り(犬用の専用爪切りです。人間用ではありません!注意)
・ヤスリ(犬用爪切りを購入したときに同封されていることが多いです)
・クイックストップ(出血止めです)
※爪切りに慣れている方でも止血薬のクイックストップは必ず用意してください。
爪切り前の予備知識
爪切りの前に犬の爪について説明します。
犬の爪は神経と血管が通っていますので大胆に切ることは非常に危険です。
爪を切る際は爪の先から様子を見ながら切り進めてください。
※豆柴の場合はお散歩などで運動をすることが多い為、爪切りの必要がないほどギリギリまで削れていることも多いです。
その場合でも狼爪(前足にある一番内側の爪)だけは自然に削れることはありませんので飼い主様が注意してみてあげてください。狼爪は2ヶ月に一度程度で爪切りしてあげれば大丈夫です。
爪切り実践!
足の持ち方(抑え方)
画像のように親指でパットを圧迫しながら押さえ爪を切ります。
この抑え方で爪切りをすることで血管を切ってしまい血が出た場合でも止血がされているのでクイックストップで簡単に出血を止めることができます。
クイックストップを使用する場合は血が出ている箇所の血をティッシュなどで拭いてからクイックストップをつけてください。
爪の切り方(通常時)
横から爪を見たときに下の図のように血管が透けて見えるので数字の順にカットします。
②の切り方もしておくと見た目も良くなります。
万が一血管を切ってしまい出血してしまった場合にはクイックストップで止血します。
爪の切り2(しばらく爪を切らず血管が伸びてしまった場合)
爪を伸ばし放題にした場合には血管も同時に伸びてしまっています。
伸びた爪を適正な長さまで切るには血管を切らなくてはならないことがあります。
上記で説明した通常時よりも多くの出血が予想されますのでクイックストップ指に塗るなど予め用意して爪を切ります。
しっかりと止血が出来る足の持ち方、クイックストップの使い方など手際良く行えない場合にはサロン、獣医さんでお願いしてください。
ヤスリで仕上げ
爪切りだけで終わらせてしまうと角が立っていて引っ掻かれると痛いので最後にヤスリを掛けて角を取ってあげます。
やすりは爪切りに付属されているもので大丈夫です。
爪切り後にすぐお散歩に行く場合にはヤスリ掛けはしないでも大丈夫です。
黒爪の爪切り
黒爪の切り方について説明します。
半透明な白い爪の場合には血管が透けて見えるので大体どこまで切って良いかが分かりやすいですが、黒爪の場合には外見から血管位置の予想がつきません。
その為、爪先から徐々に切り進め断面で血管を確認しながら行います。
黒い爪の層の中に白い爪の層が見えます。
爪を切り進めるとその更に内側に血管の層が見えますので、そこでカット②のように上部を整えてあげて完了です。
↓手入れが終わった爪
爪切りを終えて
簡単そうに見えますが爪切りは怪我をさせてしまうリスクや嫌な思いをしてトラウマになってしまうこともあるので、正しい知識で安全に行ってあげてください。
トリミングサロン、獣医さんでは500円~1,000円程度で爪を切ってくれるのでお任せしてしまうのもお勧めです。
あとは犬全般の手入れで特に大事になるのが体に触れられても嫌がらないように子犬の時から日常的に手足など触ってあげることです。
お利口さんにしてくれていると作業もしやすく安全に爪切りをすることができますよ!
こちらのページも是非参考にしてみてください!
https://mameshibado.com/how-to-keep-mameshiba/子犬を迎えたら(しつけ)/